2006年 2月 19日 (日)


Me gusta papaja! (パパイヤが好きなの)

と、叫んで目が覚めた


昨日の重めの気分はいずこ?


午前中、お花屋さんで打合せ

戻ってくる途中で、ひつまぶしを食べた


んー、ご当地名物 ひつまぶし

長くこの地にいるけれど、食べたことがなかったんだよね


一杯目は、そのまま 二杯目、薬味をかけて

三杯目にだし汁をかけて、いただきます


一杯目、二杯目は少しにして、三杯目のために

多めに残しておいた作戦 成功

だし汁と薬味をかけると、さらにおいし〜い


ごちそうさまでした


お昼から、ランニングシューズを買いに

場所を調べようとトライアスロンクラブのサイトを見たら

偶然にこの週末、ボディバランスフェアーが開催

どこに体重をかけているか、利き足はどちらか、など

足圧の測定をしてくださるそう


台に乗り、測定していただいたところ

そんなことまでわかっちゃうの?と驚き


今まで履いていたシューズを渡し

合わせて見ていただいたところ、右足で蹴っているのに

左足でブレーキをかけてしまっているそう


一度、右足によっこいしょ、と乗ってから

ひねるように持ち上げているそうで、そのうち

どこか痛めたりするよ、ということで

トレーニングのコツなども、教えていただきました


実は、レーシング用の靴で練習もしていたから

それとなくまずいかな、と思っていたけれど

お話より、改めて練習用の靴の大切さを知りました


ありがとうございました



2006年 2月 21日 (火)


新しいランニングシューズで走ってみた

今までとは違う 走り心地

ちょっと重くなったけれど、衝撃が少なくなったような


いつも練習しているグラウンドへ行くと 工事中

適当に走っていると、まだ開放されていない

坂になっている道路を発見


ジャンプ、ライン歩き、膝を上げて股関節を回すなどの

動体ストレッチを混ぜながら、坂道を往復


調子に乗って家に着くと、一時間以上経っていた

わぁお、びっくりな靴効果

走るのがたのしくなりそうっす


夜、友達とご飯を食べに


“賛成してもらえて、よかったよね

だって また いつどうなるかわからないんでしょ

それに赤ちゃんを産めるかどうか、わからないんだっけ?


もし私の子どもが、そういう人と結婚するって言ったら

そりゃあ、子どもが選んだ人だから、賛成したいけれど

何で、私の子どもを選ぶの?って思っちゃうもん

ほんと、結婚できることになって、よかったね”


実は、こう言われた時、反応に困りました

一瞬、固まっちゃったけれど

よかったって言ってくれてるし、まぁ、いいっか

ありがとう、と笑って返しました


しかーし、意外や意外

またね、と別れた後、信号待ちしていたら

えーっ?!なんで? 涙が出てくる、出てくる


病気だとか、関係ないじゃん

笑えや、笑え

人生、たのしんだもの勝ちでしょ


なんて、思っていたのはひょっとすると、私だけで

もしかして、カラ回りしているのかな


人、それぞれ思いや考えが違うから

どうしようもないところがあるのは、確か


ただ、それを認められるかどうかっていうのは

とても難しいところで、いい悪いの問題でもない


自信がないときほど、安心したいから

すべてクリアな状態を求めてしまうけれど

グレーな思いから成り立っている、この世の中

それは、無理な話ですよ、お嬢さん


と、ごちゃごちゃ思いつつ、帰ると、また、涙

ジロー君にこれまでのことを話すと、わかったんだ


しあわせになれるか どうかは 自分次第


ジロー君をはじめ、周りの方々、みなさん

いいんだよ、と言ってくださっている

そんな恵まれた中なのに

勝手な想像をして落ち込んでいる私


自分の弱さに 負けないで

ここで 負けてしまったら それこそ

病気に負けたことになっちゃうぞ



2006年 2月 22日 (水)


式まであと少し

落ち込みながらも 迷いながらも

ウェディングドレスの仕上げをしている


きっとどこかで わかっているんだ

私、大丈夫だってこと


落ち込んだりするのは、ちょっと休憩しているんだよ

次に進むための、ね


だから、大丈夫

泣いたり、落ち込んだりしても

また笑える日がちゃんと来るよ


ドラマ 「神はサイコロを振らない」を観ると

毎回、大泣き

こんな泣けて、元気が出るドラマは、初めて

DVDになることを願います



2006年 2月 23日 (木)


少し前に、化学治療が終わった

佐野ちゃんからメールが


FDG-PET検査が終わり

不安な気持ちが消えなくて、何かアドバイスを

と、メールに書かれていたけれど

百聞は一見にしかず

明日、会おうよ、会いたいよ〜っ


アドバイスなんて、たいしたこと言えないからさ

その代わりに、佐野ちゃんの話を聞かせてちょ


2006年 2月 24日 (金)


わぁ、佐野ちゃん、かわいくなってる

あれ? 髪の毛、伸びるの、早いんじゃない?

治療が終わってから会うのは、初めて

がんばったよ、すごいよ


再開の興奮 冷めやらぬまま 映画館へ

映画 「THE 有頂天ホテル」 で笑った後

ご飯を食べながら話している中で

化学治療終了後の自分をぼんやり思い出してた


わかるなぁ、考えが、しかもよくない考えが

止まることを知らず、ぐるぐる


でもさ、先のことを考えても

結局、実際にできることは 今、この瞬間を生きること

生きる、というと何か特別なことをしなきゃ、と

思うかもしれないけれど

時間の積み重ねが、生きることなんだと思う


その積み重ねた時間を手にとってみた時

何が詰まっていてほしい?


治療が終わった時、これからは

ハッピースペシャルな毎日が続くと思っていた


でも現実は、自分の弱さとの闘い、本番バージョン

という日々が待っていたよ、とほほ


そこで、やっとハッピースペシャルな毎日は

やって来るんじゃなくて、自分で作ることを知ったんだ


わりと地味な業です、生きるっててことは


ただ 焦らなくても いいんだよ

順番にやっていけば


なかなか難しいけれど

だけど・・・でも・・・、と言わなくなったとき

心の底から、笑えるよ


ジロー君がよく言ってくれる言葉

“時々、わからなくなったりもするけれど

どういう人間でありたいか、何を大切にしたいのか

忘れなければ、どうしたらいいのかがわかる”


別れ際に、これからの夢を聞けて

私が元気付けられちゃったよ


ありがとう、また遊ぼうね


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