2005年 7月 24日 （日）
久しぶりに，優ちゃんと会った 彼女との出会いは，舞踊団のオーディション 去年の秋，学校を受験をすることに決め 退団してから，連絡をとりづらくなり 受験の結果，不合格もあって，さらに連絡できず 数日前に，連絡をしたら 「いつか来ると思っていたよ，会おうよ」と 言ってくれて，優ちゃんの心の広さに感謝 待ち合わせて，インドカレーのお店へ 「実は，またバレエを習いたいと思っていて・・・ ほら，私，姿勢が悪いし，さ」 だとか，ぶつぶつ言っていたら，優ちゃんの一言 「え，でもさ，それ ほんとにやりたいことじゃ，ないでしょ」 うわっ，ばれてる ええい，この際，全部，話しちゃえ と，まぁ，心の中は威勢がよかったものの 私の口からは，ぼそぼそと低い声 それを聞いた優ちゃんの一言 「え〜っ！もったいないよ そんな，人の目を気にして 自分のやりたいことをしないなんて」 うぅ，優ちゃんに話してよかった 「あのね，自分の気持ちを大切にしないと 気を遣う，とは別の意味，だよ 何かが好き，何かをしたい その気持ちを忘れなければ，うまくいくよ」 そっか，ありがと ここのところ，ちょっと落ち込んでいてさ 「いいじゃん，下がったら，上がるだけだよ」 お店を出てから，優ちゃんの家へ 音楽を聴くと，振付が頭に浮かんじゃって 最近まで，音楽を聞けなかったんだ まだ，ぼそぼそ続ける私に優ちゃん，一言 「星空はすきだけど，大切な人を思い出しちゃって 星空は見れませんっていう感じね」 彼女が学生の頃所属していた，ダンスサークルの 舞台ビデオを見ていたら，パワーが湧いてきた ありがとう，優ちゃん |
血液内科病棟 実香ちゃんのところへ 時間あるし，やることないし，どんどん考えちゃうよね 考えることが趣味，みたくなったことは覚えてる え？考えた内容は，どうだったって？ ごめん，忘れた，とほほほほ とりあえず，忘れた私の話は置いておいて 実香ちゃんの話を聞かせてちょ 自分でも，こうしたらいいって思うし こうしたら，解決できるかもと思うけれど 気持ちがついていかないんだよね そうだよね，なかなか割り切れないよ しゃべって，すっきりすることや 落ち着くこともあるけれど，反対に しゃべって，不安になることもあったりするし まぁ，人によってそれぞれだから 自分にとって楽な方でってことで 私，別に励ましに来ているわけじゃなくて ただ単に，実香ちゃんに会ってしゃべりたいだけなの 初心に戻れるっていうか，元気になるっていうか ごめん，私の勝手で だから，しんどかったら，遠慮なく言ってね それじゃ，また，来るね ミックスジュースをごちそうしてくれて，ありがとう 今度は，私がごちそうするから，たのしみにしててね |
水泳部の合宿を見に行った 「和くん，これ，何年も前の雑誌だけど 参考になるかもしれないから，あげるね」 数年前のトライアスロンの雑誌を後輩へ 一ヶ月ほど前，水泳部の練習を見に来た時 「トライアスロンに挑戦したいです おり先輩，前にトライアスロンの大会出場を 目指してるって言っていましたよね 何か情報があったら，教えてください」と，和君 “またプチマッチョになっちゃうし 太陽の下で動くの，怖いし 治療したし・・・私，あきらめたんだ” とは，さすがに言えず，私から出た言葉は 「調べてみるね」 今まで，大切にしまっておいた トライアスロンとダンスの雑誌 私，どうしたいんだろう |
ソフトバレーボールの練習中 「ねぇ，あーちゃんから聞いたんだけど おりちゃんって，血液の病気だったの？ 私は，ホジキンリンパ腫という病気だったんだよ」 う，うそぉ，こりゃ，たまげた 病院で，でさえ，最近，知り合ったばかりなのに 全く関係のないところで出会うなんて，驚き 最近，チームに入ってきた，さっちゃん 彼女は，三年ほど前に見つかり 治療を終えて一年経った後から，働いていて しかも，独り暮らしをしていると聞いて さらにびっくり えぇ〜，こんなところで出会うなんて，感激っ 実は，私もホジキンリンパ腫でさ，発見後 もうすぐ二年経つところなんだよ お互いに，びっくり 彼女も今まで，同じ病気の方と出会ったこと なかったんだって 何かに向かっていると 出会うものなのかしら，と彼女 きっと，そうだよね パワーがパワーを呼ぶんだよ またまた，元気が湧いてきたよ 出会えてよかった，話してくれてありがとう こういうことで共感するのは どうだか，わからないけれど 同じようなことを経験している方が 元気にされているのに出会えると こちらも，元気になれるんだ あーちゃんもさっちゃんに，話してくれてさんきゅ☆ きっと，知らない，あるいは気付かないだけで こういうことって，たくさんあるのかもしれないね |
映画「アイデン＆ティティー」のＤＶＤを観た ゆっくりしていていいよ 映画を観てるから，というジロー君の横から ちらりと観ていたのが，面白くなってきて いつの間にか，私の方が夢中になっていた カチッと私の中で，何かのスイッチが入ったような 何だろ？ |
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