2005年 6月 2日 (木)


ジロー君と志乃先輩の新居へ


志乃先輩は,4月にご結婚された

部活&寮生活などでお世話になった方

ジロー君とは,同じ職場で

私たちを引き合わせてくださった


旦那さんにあたる方も,部活の先輩で

話しやすくて,つい

「先輩っ!!聞いてくださいよぉ」


さんざんの毒を吐いて,スッキリ


めちゃんこ笑って,ほっぺた,痛い


いろいろなアドバイスとお土産まで頂き

あした〜(←ありがとうございました)


帰りの車の中で,ジロー君に平謝り

「ごめんね,ずばずば言い過ぎちゃって

あぁ,志乃先輩たちも

気分悪くならなかったかなぁ」


「でも,スッキリしたんでしょ?」


「あーっ,わかったかも

スッキリしたいから話したのに

どう思われたのかを気にしちゃう」


「それじゃ,結局,どうにしたって

もやもやしたままになるよ

スッキリしたなら,それでいいんだって」


うーん,いいような,よくないような


なんだか,何を書きたいのか

よくわかんなくなってきたぞ


きれいに生きるのは,むつかしい

きれいじゃなくても,いいっかな




2005年 6月 3日 (金)


血液内科 外来診察

ジロー君についてきてもらった


早く着いたため,ロビーへ

そこでは,大きなテレビがあり

心疾患について,病院の先生が

説明されているビデオが映っていた


何の知識もないけれど

わかりやすい言葉とスライドで

見ていて,ほぉ〜


「講義みたいだね,理解度テストがありそう

メモっておかないと」と,ジロー君


そのうちに時間が来て,診察室前へ


診察は,たいてい一人で来るからか

なぜか,緊張してきた


慣れっこになったからかな

覚悟ができているからかな

驚かなくなっちゃったのかな


うーん,違うような


ジロー君と一緒だから,だろうね



何があったとしても,本質としては

何も変わらない


その通りだけど,思っているより

現実は,厳しいかもしれない



私は,自分のことだから

どうにしたって,立ち向かうしかない


ジロー君にしてみれば

選択の余地は,あるわけで


離れていったとしても

この際,きれいごとは抜きにして

それは,一つの選択



ジロー君を見ていて

もう,どうしたい?と 言葉を口にして

訊くことはしないでおこう,と決めたから

緊張感が,余計にあるのかも


何度もここへ来ている私でさえ

緊張しているのだから,きっと

ジロー君の緊張は,想像以上だろうな


ええいっ,なるようにしか,ならない


ごちゃごちゃ考えていたら

うわ〜ん

お手洗いへ行きたくなってきた


「ごめん,ちょっと行ってくる」


げげげっ,この内科のお手洗い

入った瞬間,治療の記憶がよみがえり

懐かしさの吐き気が


そんなことは,ない,ない,な〜いっ


言い聞かせて,戻ると

すぐに順番が来て,彼と共に診察室へ


先生の第一声

血液検査の結果を聞くまでに

時間があると不安になる,かぁ」


あれ?どこかで

聞いたようなフレーズですこと


白血球の数値:3900

血小板の数値:15.1万


現時点でこれくらいということは

これくらいの数が,自分で

造ることのできる限界となったみたい


「血小板は,どのくらい少ないと困るの?」


話によると,3万を切ったら足そうか,らしい


いつものように,心臓などの音を聞いて

首とわきなど,リンパがある辺りの触診


「風邪をひいたのかな

咳が出て,鼻声なんです,あいうえお」


喉を診ていただいたところ

「赤くないし,たいしたことなさそうだね」


横になり,血圧測定

お腹や足の付け根のリンパ辺りの触診


「生理痛があるのと,排卵があるのって

関係があるんですか?

基礎体温を測ろうとしても

あ,目覚まし時計,止めちゃった

動いちゃったから,測れない

ということが多くて,測れていません」


「別に,目覚まし時計を止めた後に

測ってもいいんだよ」


そ,そうなんですか

言い訳が入っているの,見破られた?!


「三ヶ月くらいの測った値を

グラフにするとわかる

内科の先生は,だいたい毎日でいい,と

言うけれど,婦人科の先生だったら

毎日,測りなさい,と言われるよ」


はい,だいたい毎日測れるよう,努めます


「今年は,どこかへ行く予定はないの?」


「それがその,どこかへ行くというのか

結婚します」と,ジロー君を紹介


「大丈夫ですか?」と,思わず聞いた私


ホジキンリンパ腫 結節硬化型は

進行が遅くて,初めの治療をしてから

再発するまでに,時間がかかり

見つかるのも,遅くなるみたい


発見のされ方は,CTなどの

画像からのことが,ほとんど

放射線を当てたところからは,再発しにくくて

神経に近いところが腫れたりしない限り

自覚症状が,ないような段階で

見つかるらしい


これからは,半年に一回

CTスキャンやPET検査を

受けていく必要があるということ


もうすぐ,初期の治療が終わって

1年が経つけれど,やはり3年〜5年くらいは

再発が見つかる可能性があり

その後も,可能性は,0ではなく

治療による二次がんや,骨髄不全なども

起こり得る可能性があることを

先生は,話してくださった


次の診察は,7月2日


その前に,6月28日,単純CT撮影


お昼過ぎからだから,朝ご飯は

軽くなら,食べていいって


「軽く,だからね」と,先生,念押し


ありがとうございました


その後,放射線科の先生や技師さん方へ

会いに行った


看護師さんは,覚えていてくださり

すぐに,先生を呼んでくださったところ

「もう,ここへ戻ってきちゃ,だめだよ」

と,笑って言ってくださった


残念ながら,技師さん方の

メンバーは変わっていた

それでも,一人の方がみえて

手を振ってくださった


みなさんのおかげで,今

こうして,ここにいられます

ありがとうございます


本日のお会計 220円也


「おりちゃんから話を聞くと

どうしても,主観が入るから

わからない部分もあったけれど

こうして直接,先生からのお話を

聞くことができて,よかったよ」


丁寧に話してくださったことに

しきりに感激していた,ジロー君


ついてきてくれて,ありがとね


先生へも,感謝☆




2005年 6月 4日 (土)


りょうちゃんから,メールが来た


“骨髄移植のドナー確認検査が終わったよ

二週間以内に血液検査の結果が来て

20日から3ヶ月の間に

ドナーになるか,どうかの連絡があるって”


なんだか,うれしいような

それでいて,心配でもあって


りょうちゃんが,そういうこと

一番強く感じていると思うけれど


どうか,救われますように



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