2006年 3月 13日 (月)


旅行から帰ってくると 日常が何であるか

思い知らされるような


とは言え、式の前より気楽

追いかけられるものが何もないって背中が軽い


まだ浮かれ気分が残っているのかな

地に足が着いていない気がするのは

家事をしていないせいにして

夜、ずっと行きたかったマンガ喫茶へ


人生で三回くらいしか行ったことがないけれど

現実から逃げたくて、物語の世界がほしかったのかな

なぜかドレスを作っているとき、無性に行きたくなった


「リアル」 と 「NANA」を読んでいたら

時間がどんどん過ぎて、隣のジロー君、暇そうで帰宅


まだ 「NANA」 が途中読みだよーっ

「リアル」 の新刊がたのしみ♪(←今秋らしい)



2006年 3月 16日 (木)


見えないところでも 心配してくださったり

お世話をしてくださった方々がいらっしゃることを

お母さんから聞いて、うわ〜ん


「何かできることをしないとね」 と言われたけれど

どうしたらいいのか、わからないよ


暗にHPを更新しなさい、と言われてる気がしたような


でもそれだけで、いいのかな?

もしかしたら、もっとやれることがあるんじゃないのかな

これについては、ゆっくり考えていこう


順々に更新していきたいと思いますので

気長にこれからもよろしくお願いします



2006年 3月 18日 (土)


血液内科 外来診察 受診日


うーん 二度目の春が来たんだね


あの化学治療が終わって二年

な〜んだ 私 まだ 生きてるじゃん


ここのところは、一ヶ月くらいに一回の診察

時々、血液検査やCT画像撮影などを受けています


時間が経つにつれ、過去になり

あの頃のこと、忘れていく


言い訳のようにひっかかっていた、病気だったこと

普段はすっかり忘れてる


思い出すのは、このHPを更新するときくらいかしら


更新したものは、なんだか恥ずかしくて

読み返すこと、ほとんどないんだけど


たまたまホジキンリンパ腫
  との闘い を読み返してみて、驚き


へぇ〜 そんなこともあったっけ?


時間が救ってくれる部分は、大きいのかも


落ち込んだり、悩んだりしているときって

つい、じたばたしちゃうけれど

時に身を任すのも、いいんじゃない?


ほら、溺れそうになって、じたばたするよりも

力抜いて水の流れに任せたら浮けた、みたいな


そうやって、二年前の私に言ってあげたいよ、ほんと


焦っていたもん、あの頃は

まぁ、今もそうかもしれないけれどね

再発前に、何か起こる前にやりたいことやらなきゃって


力み過ぎも沈む元なり


ごっちゃんが言ってた、何事もバランスだってさ

バランス易々とれたなら、人生のプロフェッショナル

拍手喝采までには、まだ遠い


調べた知識も吹っ飛び、5年生存率なんて忘れちゃった

生きていく上で、きっと私の中では必要なかったんだ


情報がいっぱいのこの世界

知れば知るほど、不安にかられ

いつの間にか、薄い画面に振り回されていない?


これまた、ごっちゃんが治療中に言ったんだよね

数字や数値から離れてみたら?ってさ


当時、白血球など検査結果の数字

ネットで調べた知識を追っかけるのが趣味、になっていて

今思うと、無駄に不安になったりしてた


数値を上げるためにはどうしたらいいか

不安な気持ちをどうしたらいいか、にかまけて

目の前にあるもの、落っことしていた時期


ごっちゃんからの強烈な一言を覚えてる

“自分のこと、特別だと思っていない?”


他の友達からも似たようなこと言われたな

“悲劇のヒロインになっちゃ、いかん”


今でも時々思い出しては、自分をいましめ


病気だとしても、何であっても

その時 できること やりたいこと やってみて

たくさん笑って 生きている実感を味わおう


まだ ここにいるんだから


これから先のことなんて 誰にもわからない

いつが終わりかなんて みんな知らない


それぞれ違うけれど みんな 一緒なんだ


不安や悩み 消せないなら 消せないままでいい

それでも 笑っていられたら

生きてきてよかったな そう思える日が来る


そして きっと素敵な人生になることでしょう


あ〜 二年前の私に言ってあげたいよ、ほんと

そんなこと わかってるよ、なんて言われるのかしら?



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