2005年 5月 10日 (火)


会社の面接を受けた


ちょうど一年前

プールの監視員のアルバイトで

面倒を見て頂いた会社


今回,受けたのは

派遣業務の部署で,正社員


「これから,どう生きていこう?」

受験か,就職か悩みつつ

数週間前,ありちゃんからのアドバイスを

参考に,とらばーゆをペラペラ


あれ?この会社,バイトしていたところだ

監視員の研修の時

お世話になった方のことを思い出した


たまたま,同じような学校出身の方で

元・船乗りさん

パナマ運河の話を聞かせてくださり

それから,私の憧れの地のひとつとなった

そのくらい,魅力的な方のお話だった


去年の今頃は,まだ

カツラ or ぼうず頭なのもあって

私が病気だったことは知られている


もう今では,きっと見た目は元気そのもの

黙っていれば,わからないかもしれない

履歴書を見れば,空白の期間がある

その部分をどうにだって

言うことができるかもしれない


だけど,それをしては

いけないような気がして


いつまでも「病気でした」とも

言っていられないけれど


自分でも,元気いっぱいだと錯覚する


時々,あまりのしんどさに

すべてを投げ出したくなる


そういう時,思い出す


どんな環境や状況だって

笑えるんだよって,証明したかったこと


それでも,不安があって

眠ったら,目覚めないような気がして

夜,眠るのが怖かったこと


生きていれば,しんどいけれど

その分,笑えるんだと感じたこと


周りに迷惑掛けたけれど

生と死の崖っぷちを闘ったんだ


自信持っても,いいんじゃなーい?


なんだかさ,ここのところ

ちぃちゃくなって,縮こまって

何,ほにょほにょしているんだろ


ええいっ,やってみなきゃ,わからない


あたって 砕けろ

そのチリが積もって 山となる


気合い十分なのは結構だけど

長い前置きとなっちゃった


自分の中でも,受験にしろ,就職にしろ

本格的な社会復帰は,寛解を迎えてから

と,考えていたけれど


その間,何もなかったら?

その先も,何もなかったら?


やってみなきゃ,やっていけるかどうか

体力がついていくかどうか,わからない


差し当たり,初めの二ヶ月は試用期間

自分では,やっていけそうと思ったとしても

「ちょっと,間に合いませんねぇ」と

告げられるかもしれない


日曜,祝日休み,あとは月2日

すきな時に休めるらしい

働き始めて,半年?10ヶ月?経ったところで

有給休暇が頂けるそう


年度末は,入札準備などで,残業も


こりゃ,体力&気力勝負だ


面接が終わると,お昼の時間で

なんと,ごちそうになった


すっかり,舞い上がっちゃった私


すぐにでも「それでは,お願いします」と

言いたいところを ぐっと我慢


「木曜日の夕方,連絡いたします」


会社の外に出ると,お母さんに電話

「きゃ〜っ,よかったね」とはしゃいでいた


一方,ジロー君に話すと,気のせいか

いい顔をしていなかったような


「やってみないと,わからない部分も

もちろん,あるけれど

じっくり考えてみる必要もあると思う

その場の感情だけで,決めると

辛くなることもあるからね

その会社で働くにしろ,何にしても

無理だけは,絶対,しちゃだめだよ

辞めたくなったら,いつでも辞めていいから」


う む む


意外に,がんばっちゃうところ,あるような

それだからかな,病気の発見が遅くなった

だとか,十分,痛い目にあっているけれど

そういうところに,救われているところもあり

どっちもどっち,っていうか

そもそも,なんで,就職しようと思った?


戻って,戻って,考え直し


治療が終わり,すきなことをしたい


目先しか見られなかったけれど

こりゃ,長く生きられそうかも?!


このままじゃ,まずい

自分の力で生活していけるように


やりたい仕事に就くためには

学校へ行かないと,ということで,受験勉強


一緒に生活をしていきたいと思う人と出会う


あっ,ここだ,ここだ

ここで,結婚したいと思って

就職を考え始めたんだ


結婚してから,進路を決めるのも,いいと思う

ジロー君は言ってくれたけれど

なんだか,ふわふわ,落ち着かないのに

新しい生活をしていくのも,なぁ


「やりたかった仕事,いいの?」


正直,やりたいという気持ちもある

だけど,ジロー君と一緒に生活したい

気持ちの方が,強いんだと思う


いつかは,挑戦するかもしれないけどね


できないと思っていた結婚

それこそ,舞い上がっていて

考えが甘いところも,あるのかな



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