2006年 11月 5日 (日)


このごろ取り巻く重い空気や昨日のことに

お留守番を頼んで、野尻湖へ向かって朝早く出発


ちょうどお昼ご飯の時間に黒姫高原に到着

偶然入ったお蕎麦屋さん


蕎麦もさることながら、春菊などの野菜の天ぷらが

そりゃ、もう、ものすご〜くおいしくて、感激

ごちそうさまでした


今年は紅葉がゆっくりなのかな、まだ木には葉っぱが


野尻湖の周りをダンナと自転車で走ろうと

駐車場で準備をしていたら、警備のおじさんから

時計回りの方が、割合走りやすよ、とのアドバイス

夏にはトライアスロンの大会もあってねぇ、と会話、ひとしきり


おじさんのアドバイス通りに走り始めると、すぐに

上り坂、しかも、かなりの勾配

ダンナの後ろ姿がどんどん離れていき、追いつこうと必死


上り&下り坂で離され、平坦の道で挽回、の繰り返し

それでも、ゆっくりペースだったのもあり

景色を眺めながら走ることができて、たのしかった


紅葉が湖に映っていて、とってもきれい

う〜ん、秋の景色をこうして、たのしむのもいいねぇ


サイクリングの後、妙高高原のスカイケーブルに乗ることに

発券機のところには、本日最終日との張り紙

これから冬のシーズンに向けての準備なのかな?

ラッキー♪ 乗ろう、乗ろう


山の上は人もほとんどいなくて、さらに寒くて冬の匂い

湧き水が出るところまで行き、お参り


山を降りて赤倉温泉へ行くとそこでも、本日最終日

ラッキー♪ 入ろう、入ろう


貸切状態、一人ぽつんとお湯の中

掛け流しのお湯は、ほんのり硫黄の香り


泊まった宿では、お客さんは私たちのみ

本日最終日? そんなわけ、ないよね


お昼に入ったお蕎麦屋さんは、黒姫高原にある

「手打ちそば処 うえだ」 というお店です

おすすめメニューは、霧下ざんまい



2006年 11月 6日 (月)


雨の予報はどこへやら 妙高高原の牧場へ向かった


人がいなくて寂しさが漂う中、ハイキングコースをジョギング


ダンナが楽々走っていた後ろ姿に

空気が薄いんじゃないの?と言いながら、ついて行った


お昼ご飯には、斑尾高原のお蕎麦屋さんへ


しなのゆきます、という魚の唐揚げ

今まで食べてきた中で一番おいしい魚の唐揚げ


自家野菜の天ぷらも、蕎麦もおいしかった


帰りに自家栽培というニンジンを買うと、おばあさんが

「ここの野菜は甘くてうまいよ、火山灰だからねぇ」と

野菜がいかにおいしいかを語ってくださった


語る彼女のお肌のきれいさが、気になってしょうがなかった


そしてこの旅行の目的地、野沢温泉に到着


温泉街には、地元の方が江戸時代から

湯仲間制度を作り守っている

13ヶ所の外湯があって、無料で入ることができる


外湯や史跡を13ヶ所以上まわり、スタンプを集めると

特製タオルがもらえるスタンプラリーがあり、挑戦


まず最初に向かった外湯では、誰もいなくて

試しにお湯に足を突っ込むと、あっちーっ


水を入れると地元の方に申し訳ないかな、と思いつつも

ダーッと水を入れながら、蛇口の近くより入っていった


ある程度温まったら、次のお湯へ


他のお湯は、熱いところもあれば

わりと入りやすい温度のところもあったけれど

まぁ、ほとんどが熱かった


雨がポツポツ降り出したところ

浴衣姿、下駄を履き、傘を差して、あぁ、日本情緒


源泉をのぞくと、お湯がぼこぼこ湯気を立てていた

そのお湯で地元の方が、野沢菜?を茹でていた


そう言えば外湯の扉には、野沢菜を茹でる日時の張り紙が


この時期、朝から夕方にかけて、スキー客に出す漬物用の

野沢菜を温泉の湯を使って茹でて、一度湯船を洗い

夕方からお風呂として入るんじゃ、と、地元のおじいさんが

張り紙をじっと見ていた私に説明してくれた


源泉でも茹でている姿を見られたし、野沢菜って

温泉成分が入って、体によさそうに思えてくる


源泉近くの売店では、温泉卵を自分で作れるよ、と生卵が

生卵ではなく、隣の温泉饅頭を買って、ダンナと半分こ


ふとした瞬間に、もやもやした重い空気が

置いてきたはずなのにやってきて、下を向いちゃう


そんな思いをかき消すように、スタンプラリーの

印字する紙とスタンプにただ、集中していた



2006年 11月 7日 (火)


野沢温泉 外湯めぐりのスタンプラリーで

14ヶ所以上の集印ができたので

観光事務局へ持っていくと、岡本太郎タオルをもらった


今日はどこへ行こう?

歴史的建造物が怖くて苦手なので、ダンナよ、ごめん

観光というと、お寺とか、ルートから外されちゃうんだ


ガイドブックに小布施では栗が有名とあり

栗おこわが食べたい!という私の意見で目的地決定


小布施へ向かっていると、雨がボタボタ

寒冷前線だったのかな

太陽が出ているのに、昨日とは違う寒さ


小布施では、おじさま、おばさま方に揉まれながら

葛飾北斎の美術館巡り


そして、待っていました、竹風堂本店の栗おこわ


わ〜、こんなおいしい栗おこわがあったのね

来てよかったぁ、ニジマスの甘露煮も絶品


しあわせだわ、と窓の外を見ると観光バスが

次から次へと通り過ぎていく、あぁ、まさに観光地


道端でりんごを買うと、お姉さんがおまけに1個

入れてくれて、あったかい気持ちで家へ向かった


高速を走っていると、強い風

途中、運転を交代したところ、みぞれ?雪?が降ってきて

怖かったけれど、ちょっとうれしくなっちゃった


帰って来ると、こちらも寒くなっていて

現実を見るのが、ますます嫌になっちゃったよー

うぅ、検査は明日、行くしか、ないっ



2006年 11月 8日 (水)


CT検査へ行ってから、仕事へ


検査結果は、今週土曜日にわかる

これだけ検査の結果が気にかかるのは、初めて

何をしても、何を考えても変わるわけでも、なし

出たところ勝負、流れのままに、と思っていた


でも、やりたいこととか、はっきりしてきたし

わりと落ち着いた日々を過ごせるようになったのに

えっ、ここでまた、休憩しなきゃいけない、となったら

やだな、タイミング悪い

んー、再発してもいいタイミング、なんてないっか


と、まぁ、あーだこーだ考えても、何も変わらない

と、言うことで、考えないようにしよう、というのは無理な話

他のこと、目の前のことに集中


そう、なんと、受け持っていた自閉症を持っている小1の子

12.5M辺りまで背泳ぎが泳げるようになったんだ

とってもうれしい!!


「右、左」と声を掛けると、自分でも「右、左」と

言いながら泳いでいて、かわいいの


今度の大会、泳げるといいな



2006年 11月 9日 (木)


私を支えてくれている人たちからのアドバイス


これまでも言われたことはあったけれど

大好きなことであり、やりたいことだったから

できる!と言って続けてきたけれど

先週の土曜日以来、自分でも考えてみた結果

スイミングのコーチを辞めることに決めました


迷惑をかけてしまって、申し訳ない気持ち

病気をする前にしていた仕事に戻ることが

復活の証、とも思っていた

ものすごい、くやしくて、悲しいし、さびしい

ごちゃまぜになって、泣いた


決心して、揺らがないうちにスイミングスクールへ連絡


プールから上げてくださるということで、明日がラストに

ごめんなさい、ありがとうございます


これからどうするかは、ちょっとまだ、考えられない

考えれば考えるほど、泣けてくる



2006年 11月 10日 (金)


スイミングスクールでのジュニアクラス


これで最後になっちゃうのかな?

せっかく、受け持てるクラスも出てきたのにな

子どもたちと、もっと一緒にプールへ入りたい


思いっきり、たのしくいこうと決めた


一人でも多くの人が、プールを好きになれますように


仕事の後、チコとご飯を食べに行った


昨日のことを話すと 「これから新しいことを始めたら

もっとたくさんの人に出逢えるよ」 との言葉に

さっきまで、世界がふさがっていく感じがしたけれど

そうじゃないんだ、開けていくんだ

ぱ〜っと世界が広がっていく気がしたよ、ありがとう



2006年 11月 11日 (土)


血液内科 外来受診


先生がCT画像を見せてくれた

相変わらずリンパ節は、腫れているけれど

前と同じ大きさ、ということで、特に所見なし


「つまり、喜んでいいってこと?」と親指を立てると

にっこり、うなずく先生


CT検査担当の放射線科からのデータを見ると

所見なし、というようなことが書かれていて

へっ?そんな、あっさりしているんだ


前回、大げさな表現だったんじゃないの?

びっくりさせないでよーっ!と心の中で毒づき


血液検査の結果 がよかった

走っているおかげかな?


「10月のトライアスロンの大会、完走しました

今度は、今月末にハーフマラソンを走ります」と言うと

先生はカルテに “ハーフマラソンを走る” と書き込み


次の診察日は1月5日

完走の報告ができたらいいね


診察終了後、すぐにチコと両親に連絡

今回は「よかったね」の言葉を素直に受け入れられたかな


何はともあれ、取り越し苦労だよ


落ち込んだ時間がバカみたい、とダンナに言うと

「バカじゃないよ、心配したり、落ち込んだりするのは

当たり前のことで、悪いことでもないし

いけないことでもないんだよ

思うことを無理に押さえるほうが、よくないよ」と返事


これで、すっきりさわやか、なのかと言えば

そうじゃない、生きている限り、くっついてくるもの


解決できないこと、たくさん

無理にすっきり、ケリをつけようとせずに

どうしたら、心地よく過ごせるか、できることをやるしかない


いつか、あれをやりたい、これをしたい

いつか、しあわせになりたい


その “いつか” はやってくるとは、限らない


ずっと生きていくものだ、と思いがち

だから、目の前のことを大切にできないんだ


テレビなどで「老後、たのしく生きていこうと思ったのに」

という言葉を聴くたび、さびしくなる


それぞれ事情や価値観が違うし、偉そうなこと、言えないけど

その前から、たのしく生きればいいのにな

「感謝の気持ちを伝えたかった」

思っているなら、声に出して言わないと伝わらない


毎日のこと、当たり前だと思っていること

当たり前じゃない時が、必ず来る


先延ばしにしないで、できることから始めよう







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