2006年 9月 3日 (日)


リンパ腫治療で入院したときに友達になった

うさっこのお墓参りへ旦那に連れて行ってもらった


うさっこのお母さんが送ってくださった

とってもわかりやすい地図のおかげで

お寺の場所がすぐわかりました、ありがとうございます


ここで、何回か書いているけれど

うさっこには、すっごく感謝しているんだ


うさっこに出会わなかったら、治療を受ける気に

ならなかったかもしれない


その頃の病棟で若造といえば、私たち二人だけ

うさっこから、友達になりたいな、と言ってくれたんだよね


友達や家族には、治療の辛さだとか、話しにくかったけれど

うさっこには、不思議と話せたりして、救われたよ


ありがとう、が、伝わりますように


お参りをしながら、生きよう、と、強く思ったよ

なんだか、いつも励ましてもらっているね、ありがとう

また、来るね


そこから東栄町まで足を伸ばして、とうえい温泉へ

帰りにうさっこママおすすめの酒まんじゅうを買って、家へ


酒まんじゅうは、今まで食べた中で一番おいしかった

うさっこママ、ありがとうございます


そして、今日の運転はすべて旦那に任せちゃった

連れて行ってくれて、ありがとね



2006年 9月 4日 (月)


障がい者スイミングクラスで

二ヶ月くらい前に、一度だけ一緒に泳いでくれた、カツ君


その後、声をかけても、一緒に泳ぎたくない、という返事


時間が解決してくれるのかな?

はたまた、私の心がよこしまなのかしら?


どうしたら、いいのかな、もうちょっと時間を待ってみようかな



2006年 9月 5日 (火)


「ねぇ、9月2日 (土) の日記、読んだけど

うーん、意味が伝わらないかも」


久しぶりに出ました、このサイトを見た旦那からのコメント


「これ、学校サボってプールへ行っているように見える」


事実、そうだよ、サボっていたことになるよ

でも、自分としてはさ、怖くて学校へ行けないし

学校へ行けないことが家族にバレるより、死んだほうがマシ

とか考えちゃって、じゃあ、死ねるかって言ったら、それもできないし

どうしようもないから、プールへ行ったんだ


「プールへ行けるくらいなら、学校へ行けるんじゃないの?

熱があったりして休むことは理解できても

そうでもないのに、なんで学校へ行けないの?

同じような気持ちになった人はわかるかもしれないけれど

理解しがたいんじゃないかな」


学校へ行くのが当たり前、その当たり前が

できない私って最低、となって、さらに落ち込んで

ますます行けなくなったんだよ


その頃、辛かったね、原因が自分でもよくわからないのに

人に話しても意味ないし、解決できるわけもないって

思っていたからね、カーテンを見つめて、首を吊れるかなぁ

電車をぼーっと眺めて、ぶつかっていけるかな、とか考えていた


「よくそんな状態で、プールへ行けたね」


んー、プールへ行くと、そういう気持ちが吹っ飛んで

「明日は行くぞ」と思えることを見つけたからかな

考えがこんなにも変わるなんて

スポーツってすごいじゃん!と感じてたよ


あんまり覚えていないけれど

しょっちゅう、プールへ行っていたわけではないと思う

プールへも行けないくらい、閉じこもっちゃうこともあったような


そんな時、友達が留学団体のボランティアに誘ってくれて

行ってみると、受け入れてくれる仲間がたくさんいて

ずいぶんと助けてもらったし、不思議と

すんなり学校へも行けるようになっていったかな


周りの協力もあって、何とか卒業できて

念願のスポーツ関係の会社に就職できたけれど

どこにも居場所がない、失敗したら戻るところはない

とも思い込んでいたから、いつでも辛くなったら

死んじゃえばいい、と考えてた


そんな時にリンパ腫だということがわかって

死、が一気に現実として近づいて

やだ、死にたくない、と思う自分がいた


あれから、もうすぐ3年経つ

今は、どれだけいやなことや辛いことがあっても

少しでも長く、生きていたいと心の底から思う


私はリンパ腫に救われたんだ


たくさんの素敵な人と出会えたし

生きるための闘いを身をもって体験できているもの

生きているしあわせを強く感じられるでしょう


失敗しても、ボロボロになっても、戻るところはある

と思えるようになったし、ね


また昔話ーっ?!と、言われるかもしれないけれど

あの頃の私がいるから 今の私がいる


書いていたら、元気が出てきたぞ


あっ、そうそう、今日からジャズダンスを始めた

火曜お昼のクラスは、今のところ私だけなので、先生を独り占め


と、書くと贅沢だけど、隠れて休憩もできないし

ごまかしも効かな〜いっ


「かかとをちゃんと前に見せる、力は外へ飛ばして

足を前に回して、ほら、適当にやって、ごまかさなーい」

終始、先生からの激が飛んでくる


振りの練習では、ドロドロな苦悩を表現しているのに

ぱっぱかぱーな笑顔で踊っちゃったよ


来週、この続きらしいので、苦悩を表せるように

・・・と言いつつも、振り付けを覚えるので精一杯



2006年 9月 6日 (水)


雨が降りそうだったし、あんまり走る気、なかったけれど

迷いながら仕事の後、グランドを見たら走りたくなった


いつもタラタラゆっくり走ってばかりだから、今日は

だんだんとスピードを上げていくつもりで、グランドを周った



2006年 9月 8日 (金)


シンクロナイズドスイミングのクラスを体験


マスターズスイミングから始められた方がほとんど

と聞いて、ついていけるかと思ったら、大間違い


競泳している方が楽・・・くらいの大変さ

頭からつま先までを浮かせたまま

しかもつま先は伸ばしてのスカーリングがら

垂直に水の中で倒立、こりゃ、明日、筋肉痛だわ


今は他にもやりたいことがあるし、体力もないので

もう少し経ってから、できたら習いたいなぁ


とてもいい経験になりました、ありがとうございました


夕方からのスイミングの仕事を終えると、ぐったり・・・



2006年 9月 9日 (土)


朝、旦那は先週から始めたソフトボールの練習へ

私は血液内科診察のため、病院へ


原発である左首の付け根を触診しながら、先生

「一個、あるんだよなぁ」


それって、前々からあるものでしたっけ?とは訊けず

次の検査で、わかることだし、変に不安になるかな、と

苦笑いを浮かべつつ、黙ってた


11月にCT検査をして、必要ならばPET検査をすることに


「今は、PET検査の予約は二週間ほど先で取れるよ」

そうなんだ、聞いてびっくり


前は一ヶ月くらい先でないと、予約をとれなかったのに

県内で数ヶ所しか機械がなかったのが、設置病院が増加

したらしく、近いうちにF病院でも置くことになるみたい


そうなると、やたらと検査を受けさせることに

つながる恐れがある、ことも心配されるようだけど


ま、次のCT検査にひっかかっても11月末頃までは

自由にできるってことなのかな

つい、そうやって考えちゃう


同じ病気で、でも病院とは全然関係ないところで出会った

さっちゃんにこの間、連絡したところ


「私も検査でひっかかったことあって、今も腫れているところ

あるけれど、様子見、という状態だよ」


さっちゃんは、ほんと、すごい

細身の身体からは想像できないエネルギーの持ち主


検査にひっかかっているにも関わらず

上京準備を着々と進めて、治療しないことがわかると

すぐに出発していった


そんなさっちゃんの姿に励まされて、日々、過ごしています


うーん、気持ちの持っていき方、難しいなぁ

治療が終わってから、ずうっと感じていること


これから先、また治療することになるかも、と考えると

今、やっていることが無駄に思えたり

新しく何かを始めるのに、ためらったりしちゃう


でも、考えても、この先のことがわかるものじゃないし

統計上の数字なんて、当てになるようでならないし

それでも、時間は過ぎていく


「どう過ごしても、同じ時間なんだから」 と言われても

アドバイスはありがたいけれど

それができないんだってば〜っ、とも言いたくなる


結局、自分で気付かないと、自分が変えないと

何も変わらないんだよね


どうしようもない出来事を変えるのは、できないけれど

今日一日をどう過ごすのかは、変えられる


それが、明日、明後日、一週間、一ヶ月・・・と

伸びるように、少しずつ考えていけばいいじゃん


っていうか、先を見ることが必ずしもいいとは限らないけど、ね


変に考えすぎて、不安を大きくしちゃったり

がちがちになってもしんどいからさ

いろんなことのところって、その時にならなきゃわかんない


それに、今、この瞬間をどうするか、しかできないもん

できることをやるしか、ない


あの〜、11月下旬にあるマラソン大会に出たいんですけど

もしCT検査に引っかかっても、出れそうですよね

あっ、申し込みしてもいいですか?

それと、10月にトライアスロンデビューしようと

思っていますけど、大丈夫ですか?


先生に尋ねると、笑顔で返ってきた


これで、何も異状なし、ということもあるから

あんまり騒がないで、焦らないでいよう


と、言っても難しいので、他のことに打ち込むのが

なんだか、私には合っているみたい


こういう姿勢も、さっちゃんから学びました、ありがとう







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