2006年 11月 26日 (日)


ほたるのまち 守山ハーフマラソン大会


先週の金曜日あたりから、風邪をひいてしまい

熱はあまり出なかったものの、ぐずぐずとすっきりせず


一週間近く動いていなかったから、棄権しようかと

思ったけれど、一緒に走ってくれる予定だったチコからの

「とりあえず、スタートラインに立とう

それからのことは、その時に考えよう」

という言葉をもらって、よし、スタートに立とう、と思えたんだ


これまで、何回か大会に申し込んでは、棄権

ということをしてきてしまったから、逃げ癖、みたいなもの

ついちゃっているかもしれない


「完走できなくても、時間制限で引っかかってもいいじゃん

これからの力になると思うよ」

朝5時半に家を出て、私を迎えにきてくれた、チコ

彼女の運転で、会場へ


チコがトライアスロンの大会に出るときに書くという

ほっぺたにヒゲ二本を油性マジックで書き、スタートへ向かう


「ヒゲパワーで、完走だっ!ヒゲを書いたんだから

完走しないと、ねっ」と緊張の背中をバシッと叩かれ

ぎこちなくうなずいた


と、そこへ見知らぬおっちゃんが「ネコヒゲや!」と

声をかけてくれた

面白いおっちゃんで「ゴールで待っておくわ

浮気して他のところにおるかもしれへんけど」と笑顔


「ほら、ヒゲパワーでしょ、いろんな出逢いを呼んでくれる」

隣でチコが言うと、スタートの号砲が鳴った


実は、三日前、風邪の調子もよくなってきたので

走ってみたところ、2km時点でふくらはぎがつってしまった


昨日もちょっと走ったところ、つりそうになり焦った


ゴールまで21km、もってくれるかどうか、の心配の前に

10km地点を60分、15km地点を90分で通過しなきゃいけない

ことをスタート直前に知って、びっくり


まずは、10kmを通過することに集中


三年半前に走った、初フルマラソン、時間制限との闘い

今回もまた、時間制限との闘い・・・?

どうして、こう、ギリギリの闘いに挑戦しちゃうんだろ?


今回は、ひょっとしたら検査にひっかかって、また治療

ってなったら、当分の間、走れなくなる

ここまで走れるようになったんだ、と挑戦しておきたい

そう思って、申し込んだんだよね

自分の力も省みず、ねぇ・・・自力不相応


スタートしたからには、そんなことは放っておいて

とにかく前へ向かって進むしか、ない


関門のことが気になって、つい、肩に力が入って苦しい


隣でチコが「自分の呼吸を数えちゃ、だめ

たのしいことを考えてごらん」


たのしいこと、たのしいこと、何だろ?


「来年、いぜな88(トライアスロンの大会)に出ようね

沖縄でたくさんの人たちに出逢えるよ」


去年、今年とチコが出場した、いぜな88の話を聴いて

私もそんな素敵な人たちと出逢いたい、と思ったっけ


「もちろん、いい出逢いばかりでもない

いいところだけを吸収していけばいいんだよ」


「このマラソンで完走できたら、すごい自信になるよ

私も、おりちゃんの伴走ができたら挑戦しようと

思っていることがあるんだ」


ひーひー苦しくて、リアクションも相づちも打てない私に

「聴いているだけでいいから」と、話し続けてくれた、チコ


10km地点へ行くのも、間に合わないかも、と弱気

それを感じ取ったのか、チコが腰の辺りをトントンと

押してくれたり、1,2,とペースを声に出して刻んでくれた


折り返しで返ってくる他の選手たち

「みんな、がんばって走っているね

見てごらん、おじいちゃんもいるよ、パワーをもらおうよ」


チコの言うとおり見てみると、不思議と元気が出てきたぞ


トラのマスクをして走っていた人から「がんばれ」と

声を掛けてもらえて、足が軽くなったような


何とか、10km地点を制限時間残りわずかで通過


折り返し地点でもあるここでは、応援の方が何人かみえて

「ネコちゃん、がんばれ!」とたくさん声をかけてもらった


「ありがとう」と言えない代わりに、笑顔でお返し

「それだけ笑えるなら、まだ走れる

ここまで来たんだから、ゴールまで行こう」と、チコ


チコが言うと、行ける気がしてきた


「今まで出逢った人たちを思い出してごらん

支えてくれている人たちを想ってごらん

足に、肺に、身体に感謝して、動いてってお願いしよう」


家族、友達、闘病仲間・・・ここでは会えない、うさっこや

ほほえみおばさんのことを思い出した時、びっくりなことが


電線に止まっていたカラスが

「がんばって、がんばって」と、言ったの!


びっくりして、チコと顔を見合わせると、また

「がんばって、がんばって」と、上から聞こえた


こりゃあ、走るしかないじゃん

「よっしゃ〜、絶対、間に合わせる」と叫び、前へ前へ


15km地点関門、スタートから1時間半で切られる

ストップを掛けられそうになったけれど

チコが手を引っ張ってくれて「すんません」と、すり抜けて通過


ここまで来れば、大丈夫という変な自信があったので

ゴールはまだ先なのに、涙


泣くと余計に苦しくなるのに、涙は止まらず

一緒に通過したおじさんと喜んだ


やっと肩の力が抜けて、ようやく楽に走れるように

まぁ、ペースを落としたから、っていうのもあるけどさ


「足、痛いでしょ、これだけ走っているんだから当たり前よ

おりちゃんの足にお願いするね、動いてっ!」

ずっと喋って、ペースを刻んでくれた、チコ


「しあわせだよね、走れるって」


そうだよね、あ〜、しあわせだぁ


三年前を思い出せば、こうして走れること、すごいことだよな

トイレへ行くのにも歩けず、ハイハイしていた頃が懐かしい

今ではこうして、走れるんだ


三年半前に走った、フルマラソンのゴールで

「あなたのマラソン人生は、今、始まりました」と

見ず知らずのおじさんが言ってくれたのに

私のマラソン人生、始まってすぐ、おしまい?とも思っていた


おしまい、じゃ、なかった

ちゃんと続いてる、きっと、これからもずっと


「生きていると、いいこと、あるね」

チコの言葉通りだよ、ほんと


ゴールまで、あと2km

あれ?スタートで声を掛けてくれた、おっちゃんがいる!


「偉いわ、歩いておると思ったわ、走ってるやん」

1km近く、スリッパを履いたおっちゃんと話しながら走り

ゴールで待っているから、と別れた


ゴールではもう一人、待っていてくれる人がいた

チコが宮古島トライアスロン大会に出た時に

出逢ったという、サーちゃん


わーい、わーい、ゴールだ、と思っていたら

トラックをもう一周してからのゴールだった


ハーフマラソン、2時間15分でのゴール


ゴール後、振り向いて、ありがとう、と二人で頭を下げた


その後、例のおっちゃんとサーちゃんと4人で語り合い

「千葉ちゃんからTシャツにサイン貰った

あんたらも、書いてくれや」とおっちゃん


チコが「出逢いの数だけ しあわせになれる

出逢えたことに ありがとう」と書くと

出逢いについて、みんなで語り


私はランス・アームストロング基金のスローガンでもある

「LIVE STORONG 強く生きろ」と、書いた


落ち込む時、弱気になる時、ぐっと手を握り締めて

LIVE STRONG と唱えると、元気が出るんだ


おっちゃんは、来年のこの大会を目指すと言う

また来年、この大会で逢えたらいいね


いぜな88への一歩となった、この大会

独りじゃ、走りきれなかった

チコがいてくれたから、走れたんだ、ありがとう

いっぱい力をくれて、支えてくれて、ありがとう

これからも、よろしくね☆



2006年 11月 28日 (火)


日曜日に走った時の筋肉痛がまだ、残っているかな


動けそうだったので、体調を崩したり何だりで

一ヶ月近くお休みしていた、ジャズダンスクラスへ


マンツーマンだったんだけど、生徒さんが一人増えて

これからは二人で受けることに


やった、隠れてサボれる、と思ったのは甘くて

相変わらず、激が飛んでくる


「もっと力を抜いて、気持ちよ〜く踊ってごらん」

どうしても、がちがちのロボットみたいな動きになっちゃう


そのうちに、気持ちよ〜く踊れたかも、ご満悦


すると、先生から「自分が気持ちよく踊っていても

相手に伝わらなきゃ、自己満足で終わっちゃうよ

踊っている本人も、お客さんも、気持ちよくならないと

そのためには、テクニックも大切だからね」と、釘刺し


つい、小手先で適当にノリだけで、踊ろうとしちゃうよ


この先生と巡り合えて、ほんとによかった

基本から徹底的に直され、身体の使い方をしっかりと

教えてくださり、普段の生活にも繋がっている気がする



2006年 11月 29日 (水)


左の二の腕の裏がやたらと痛い

筋肉痛?左だけ?ここの筋肉、使うことしたかな?


さすっても、伸ばしてみても、痛みは引かず


うーん、あっ!昨日、インフルエンザの注射を受けたんだっ

でも、こんなに痛くなるの?

まぁ、いいや、明日になっても痛かったら、考えよう


インフルエンザの予防接種の許可が下りたのは、去年

治療中、終了後一年ほどは、抗体ができないんだってさ


ん?去年、打ったかどうかの記憶が、ないぞ

ま、去年のことはどっちでもいいや

これからも、風邪やインフルエンザに気をつけましょ

手洗い、うがいを忘れずに、ね



2006年 12月 1日 (金)


夕方、のぞみサイクルオープンハウス、という自転車屋さんへ

お父さんに連れて行ってもらった


10年くらい前、クロスバイクを買うお父さんにくっついて

このお店に来た記憶が、かすかにあるような


「トライアスロンを始めたくて、ロードバイクを探しています

色は、黄色かピンク、予算は・・・」と店長さんにお話


ピンクの自転車は、予算を大幅に超えるか

お値打ちだけど、鉄フレームで重い、など条件が合わず


すると、横から社長さんが「奥にピンクの自転車、あるよ」


奥に入り、その自転車を一目見て、惚れちゃった


舞い上がっちゃってるな、と思い、ここは写真撮影をして

一晩、考える時間をいただくことにした


こんなあっさり決めちゃっていいのかなぁ

この自転車屋さんで、二軒目、他のお店も廻った方がいいかな

でも、あの自転車、惚れちゃったし・・・


なんだか、結婚を決める直前の気持ちに似てる?







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